片隅の町の幸せ

それは、あなたの小さな幸せ

今週のお題・冬の楽しみ・・・だった

「石油ストーブ」と「焼きみかん

 昔、子供のころ団地に住んでる時、冬の暖房器具は石油ストーブだった。私は、その石油ストーブが大好きだったんだ。

 あの独特の匂いが好きだったし、手をかざして前に座るのが好きだった。それに、上に載せたやかんが蒸気を噴き出す瞬間が好きだった。

 あと、灯油チュルチュル・・・正式名が分からない(_ _)・・・で、灯油を入れるのも楽しかったな。

 その頃の石油ストーブは、マッチで芯に点火しないと燃え出さなかった。そしていったん燃え出すと、しばらくの間、もうもうと煙を吐き出すから、点火はベランダに持ち出してやったもんだ。そして窓を閉めて、煙が落ち着くのを待ってから、家の中に入れた。

 ストーブの上に載せるのは色々あると思うけど、私は、毎冬、みかんを載せたのだ。みかんの下の皮が黒く焦げるぐらいまで載せておく。

 すると、ホカホカのみかんになって、甘みも増しているんだ。めちゃくちゃ旨かった    v(^^)



 給食での冷凍みかんは、みんな頷いてくれるけど、冬の焼きみかんは、誰も頷いてくれない。美味しいのに。

 今は石油ストーブじゃないから、できないな。フライパンでやればいいかもしれないが、風流がない。