片隅の町の幸せ

それは、あなたの小さな幸せ

ひらりひらり

 私は、アトピー性皮膚炎なんだけど、これでつらいのは、痒みなんだな。この痒みが、周囲にはなかなか分かってもらえない。鬼門は夏だ。やっぱり、汗をかくと、痒みが増す。表現が難しいが、いうなら、背中じゅうにアリが、ウジャウジャ這ってる・・・そんな感じだ。読んだ人、鳥肌が立ったでしょ(^^)
 まあ今は、ステロイド剤を上手く使ってるから、アリがウジャウジャまで行かせないけど。

 ポツンッ・・・と湿疹がでると、その小さな湿疹ひとつに、また出たか、と思う。黄色い液が入ったこの、たった小さな湿疹ひとつで、全身の集中力が霧散するほど、痒いのが凄い。湿疹さんって、凄い・・・と感心しながら、薬を塗る。

 なんとなく、自分自身の心境の変化を感じる。湿疹さ〜ん、いらっしゃい。とまではいかないけど(_ _)



 しかし以前は、周りの目を気にしてたな。ただれた肌に視線を感じるからね。「お前、・・・(難病の名前)やろ」と、私の肌を見て言う友人もいた。もちろん、本当の友達ではないが。そして、言ってはいけないことだ。私が謝っておきます。申し訳ありません。

 だから私は、周囲の人が、他人には分かりにくいけど、抱えているものが有るんじゃないか?それを察知できてるかな・・・と思ったりする。とても難しいことだ。

 難しいから、さりげなくかわす。おもわず相手が言ってしまったことを、さりげなくかわしてあげる。こんな技術を身につけるのも、大切なことだと思っている。だけど、これも難しい(_ _)