片隅の町の幸せ

それは、あなたの小さな幸せ

アジのフライと私

 夕方、家に帰って、今夜のおかずは何か母親に尋ねたら、
 「アジのフライ」
 と言った。
 えっ!?と思って、母親の表情をうかがったんだが、別に何の思惑もない様子だ。
 そらそうだろうな。いくらなんでも、そこまで考えれまい。
 私は絶対に、アジのフライには、ウスターソースだ。