糸車・・・よりどころ
昨日、NHkのラジオ朗読番組を聴いた。山本周五郎作「糸車」という作品だった。内容は、ちょっとはしょりますが・・・
・・・江戸時代。主人公の十九歳の女性のよりどころは、糸車の内職による収入。糸車で丁寧に紡ぐ糸を、ほめられる事に喜ぶ、極貧の生活・・・
今日の朝日新聞に、岩手県宮古市の見出しが載っていたので、えっと読んだ。宮古の海の防波堤は、「日本一の防波堤」「万里の長城」と呼ばれていて、住民の方たちの安心のよりどころ、だったそうです。それが、おもちゃのように破壊された。
宮古の海岸近くに住む人たちは、茫然自失だそうです。それはそうですよね。人間にとって、心のよりどころを踏み潰される事ほど、力が抜けてしまう事はないでしょう。くやしいだろうなあ。
よりどころが、人が想像できないくらい巨大であればあるほど、エネルギーがあればあるほど、ほんとうは弱くてもろいんじゃないか・・・・・・
・・・うまく言えませんが(_ _)、なんとなく、うまい事言えませんが・・・