片隅の町の幸せ

それは、あなたの小さな幸せ

おばあちゃんのアルバム

 昨日、わが家では、何でか知りませんが、大規模な整理整頓が実施されました。そして、ボロボロのアルバムが重ねられてるのを見て、これは何だと母親に尋ねたのです。
 「ああ、それはな、おばあちゃんのアルバムや」
 今月初め、百六歳で亡くなった、愛媛のおばあちゃんのアルバムだったのです。どうやら父親が引き継いできたようだ。

 「在営記念」て書いてある。銃剣をもった兵隊さん。すげえ・・・

 兵隊さんたちが写っている。

 右側に座ってるのが、おばあちゃん。兵隊さんはおじいちゃんか?たぶん違う。誰だ?

 右側で立ってるのが、おばあちゃん。手ぬぐいを頬に当ててるのが、おばあちゃん。


 アルバムには二十二歳と書いてある。私は、どの人がおばあちゃんか教えてもらわなかったのだけど、すぐに分かりました。どうしても消えない面影ってのが、人間にはあるんですね。

 というか、おばあちゃん、可愛いんですけど(゜д゜)。どうひいき目に見ても、べっぴんさんなんですけど(゜○゜)。兵隊さん達にもてたんじゃないか?
 もし、「バック・トゥザ・フィーチャー」みたいにこの時代に行ったら。そして、おばあちゃんに会ったら・・・

 見て良かったと思うより、見なかった方が良かった、と思ったのは、なぜなんだろう???