片隅の町の幸せ

それは、あなたの小さな幸せ

エネルギー

 昨日、おばあちゃんが残したアルバムの写真を載せましたけど、実はあんなボロボロのアルバムが、五六冊残ってるんですよ。で、そのアルバムをめくってて思ったのは、私の今現在は、もの凄くたくさんの人の「営み」の上に成り立ってるんだろう・・・って事です。

 そして更に思った事があるんです。それは、地震のエネルギーの計算って事です。今回の大震災直後から、私はテレビ観てて、地震学者の方達を見ててですね、ああ、世の中にはこういう種類の人達がいるんだなあ・・・って思った。

 というのも、テレビに映る地震学者の解説する時の顔がですね、いやに嬉々としているように思えたんです。

 「M(マグネチュード)8,3です→8,8です→9,0です→→想定外です」
 「想定外です」

 まるで、学者として素晴らしいものを目撃した、みたいな。予想もつかないものを、見れることができた、みたいな。テレビでしか相撲を観たことがない人が、国技館で力士を初めて見て、「うわっ、でっけ〜」、みたいな。

 そんな雰囲気をかもしているように、思えたんですよ。これには色々反撃する人もいるでしょうけど、そう思ったんだからしょうがない。

 腹が立つというより、こういう人達なんだ・・・とそう思った。そう思わないと、やりきれなかった。


 で、おばあちゃんのアルバムと何の関係があるのかというと・・・

 地震学者の人達に、やって欲しいエネルギー計算があるのです。それは、人の「営み」エネルギー。この一冊のアルバムに詰まってる「営み」はこれだけのエネルギーです、みたいな。

 もっと大きくいうと、阪神淡路大震災の十六年間に掛かった復興の「営み」エネルギーはこれだけです。そして、

 今回の大震災の復興に掛かる「営み」エネルギーは、何年間でこれだけ掛かります。という風に。

 マグネチュードなんて訳の分からんくらい難しい計算やってるんだから、できるでしょう。やって下さい。地震と同じでさ、当たらなくたっていいんだ。私だったら、何もかも奪われた状態でへたれ込んでる時、学者がややこしい「営み」エネルギーなんて言ってたら、ムカついて砕けた腰を持ち上げるかもしれない。

 それでさ、きっと外れるんだ。学者が十年かかるって言ってたのが、きっとその半分でできる。東北の人達はやっちゃうよ。そしたら、その時こそこう言えばいい。
 「凄い。この人達の営みエネルギーは凄い・・・想定外です」

 ちなみに、地震のエネルギーはM(マグネチュード)ですが、人の「営み」エネルギーもMとします。М(見たかっちゅーの)のエムです。←またふざけてる、すいません。(_ _)