今週のお題「心に残った本」・糸よりもMYはしご

 芥川龍之介作、「蜘蛛の糸」です。

 心に残った本・・・ということで・・・決して感銘を受けたとか、好きとか、そういう作品じゃありません。
 とにかく、読んで後味悪いよなぁ。小学生の授業で初めて読んだ(読まされた)けど、ひたすら怖かったよ。
 蜘蛛の糸を這い昇っていく極悪人も怖かったけど、その蜘蛛の糸を垂らしたお釈迦様も、なんだか怖かった。奈落に落ちていく極悪人と、ちょん切れて揺れる細い蜘蛛の糸が頭の中に浮かんで、怖かったよぉ〜・・・。

 まあなんというか、昇るなら切れてしまうような糸じゃなくて、はしごを昇りたい。いや、実際、そうじゃないかと思うんだ。人は誰でも、MYはしごを背負わされて、そのはしごを昇っている。そして、人によって、はしごの長さは違う。

 私のような男なら、う〜ん・・・せいぜい二階ぐらい。教師や医者なら、三十階ぐらいか。一国の総理なら東京スカイツリー。本物の思想家や宗教家なら、大気圏を突き抜けないと・・・。そんな感じ。

 エッチラホッチラ昇って、昇りきれたら、次の人生で、それよりも長いはしごを背負わされる。だんだん、長いはしごになっていく。そうして私も、少しは感謝できる人間になれるのかな???

 人によっては、一段も昇れない人や、途中で後ろに倒れてしまう人もいるかもしれない。が、それはそれでしょうがない。また次ぎ生まれた時、頑張ればいいじゃないか、気にするなっ・・・てことだ。

 話は変わるけど、中島みゆきさんの「糸」って歌は、この世の中に、本当に糸が張り巡らされているような気にさせられるなぁ。芥川龍之介の「蜘蛛の糸」より、よっぽどリアルだ。
 だけど、中島みゆきさんのキャラは、「けいおん」の平沢ユイにかぶってしまうのだけど・・・、天才って、えてして、ああいう感じなのかな(・・)


↑立ってるのが平沢ユイ