片隅の町の幸せ

それは、あなたの小さな幸せ

〇〇〇の配達員

 新聞店において、
 アニメオタク配達員(以下、アニオタ)は、昨日で辞めたわけですけども・・・それは、ずいぶんと感情的なものでありました。
 その感情ですが・・・
 解雇された六十代の爺さん配達員(以下、爺さん)が、その後、体を壊してしまった・・・という情報が入ったからです。精神的に臥してしまったというのです。
 アニオタは、爺さんに可愛がられておりましたから、爺さんが倒れたのは新聞屋にクビにされたからだ・・・という感情が沸き立ったわけです。


 まあ、好きなようにしたらいい。


 そもそも、新聞店オーナーと爺さんとは、少し確執がありました。それは、遅刻を繰り返すアニオタを責めるオーナーと、かばう爺さん・・・という関係だったのです。
 アニオタには、そこが見えていないのです。



 しかし、爺さんは、新聞屋をクビにされたこと、相当こたえたのでしょう。
 世の中は厳しいですね。
 新聞屋は甘いのでしょうか?なぜなら、
 配達員がやらかした配達ミスは、社員がケツを拭けばいい。そんな意識が、配達員にはどこかにあります。爺さんも言っていたし、アニオタも言っていました。私はそれは違うと思う。爺さんは違うと思いながら口では言っていた・・・場を和ますために。アニオタは格好をつけて本気で言ってた。



 世の中は、優しいばかりじゃありませんよね。
 アニオタよ、お前は好きなようにしたらいい。どうにでもなればいい。 
 爺さん、アンタにはゆっくり体を休めてほしい。ゆっくりしてほしい。 
 私は一年後はどうなってるか分からないけど。とりあえず今日は配達だ。
 明日もな。
 あさってもだ・・・
 なぜなら、私は、
 『スケベの配達員』 だからですっ!
 素敵なお姉さんっ、待っててくださいよっ!!


何を配るつもりじゃっ!!( -_-)=○☆)>_<)新聞ですよっ!