赤いろうそくと人魚、それと、金の輪

 NHKラジオ文芸館で、童話作家小川未明さんの他作品が以前、放送されていたので、代表作とされる 『赤いそうろくと人魚』 を、図書館で借りました。


 
 私は、童話・・・というものを、じっくりと読んだことがないのかなぁ。それとも、童話というものは、こういうモノなのだろうか?
 まるで、つま先が石ころにでも当たるごとく、人の生死がポンポンでてくるので、びっくりした。しかも、死は突然で、しかも物語は、カラッとそこで終わるのだ。

 『赤いろうそくと人魚』 は、泣けるお話ですが、とても残酷で怖い物語です。見せ物屋に売られた人魚は、どうなるのでしょう?人魚を売った老夫婦の残酷さは、許されないものなのだろうか?人魚を人間界に渡しておいて、人間に復讐をする母親人魚は、身勝手すぎはしないか・・・

 『金の輪』 というお話も収録されているのですが、この話は、「えーっ!」・・・というほど、あっけなく、男の子を死なせてしまうのです。素早くカラッと揚がった唐揚げのようです。
 でも、中身はジュワーッ・・・と汁と旨みが染み出てきて、生きるのは幸せーっ・・・
 


 ・・・小川未明・・・って、変な作家・・・