お父さんのバックドロップ
今朝の、NHKラジオ文芸館は、
中島らもさん作、 『お父さんのバックドロップ』
あらすじを簡単に・・・
主人公の少年の友達、下田君のお父さんは、悪役プロレスラー・下田牛之介。頭髪を金髪に染め、口から緑の液体を吹き出す、いうなれば、かませ犬の悪役レスラー。下田君は、そんなお父さんが大嫌いです。大嫌いであることを、お父さん・下田牛之介に、爆発させます。
そんなある日・・・
下田牛之介は、熊殺しで有名な空手家、ボブ・カーマンに果たし状を手渡す。慌てたプロレス会社社長、ジャイアント小場は、ボブ・カーマンに八百長を持ちかけるのだが、ボブ・カーマンはその申し出を一蹴。
そしてついに決闘の日・・・
リング上で、下田牛之介は冷やかす観客に向けて言う、
「あんたたちはオレのことを忘れるだろう。でもオレはたった三人の為に戦う。オレ自身と、オレの母ちゃんと・・・、オレの息子」
私は、この物語を聞きながら、布団の中で泣きました。
多くは語らずに、この物語の登場人物の、モデルとなった人物を紹介したいです。
●ボブ・カーマン
ウィリー・ウイリアムス