スケベの美脚論・第一回

 昨日、新聞配達中に、驚いたことがありました。
 住宅街を、可愛らしいトイプードルを散歩させている、お爺さんがおったのです。しかしそのお爺さんは、時折、電柱に手をついては呼吸を整えている。犬を散歩させてるというより、犬に引っぱられてる・・・そんな感じ。




 大丈夫かいな・・・そう思いながらも、私は配達を続けました。
 ぐるぐると回る新聞配達。さっきすれ違った人と、また、すれ違う。そんなことはしょっちゅうです。
 今度は大きな道路横の歩道を歩く、あのお爺さんと遭遇しました。




 トイプードルちゃんが、急に走り出したのです。反対側の歩道にいる別のワンちゃんに、触発されたようだ。引っぱられるお爺さんは必死について行こうとする。そして、転びました。それはもう、見事な転び方でした。ゴロンと一回転したおじいさんに、トイプードルもびっくりしている。

 


 私はびっくりして、バイクをおじいさんの横に停めたのです。
 「大丈夫ですかっ」
 「ああ、大丈夫」
 しかしどうみても、大丈夫ではないので、私はバイクを降りて、お爺さんの手からワンちゃんのリードを受け取り、自分でゆっくり立つように促しました。フラフラだ。お爺さんの下肢は、震えていました。力がないんだ。それに、よほど動転してたのかもしれません。声を掛けて良かったと思いました。
 


 お爺さんはまた、トイプードルと共に歩いて行ったのですが、やはり歩き方が頼り無い。そして時々、休憩している。




 転倒→骨折→寝たきり 
 これがパターンだそうだ。それに、道路の横で転んだので、車との事故がなくて良かった事だ。そもそも、足腰に自信のない方は、あんなに元気なワンちゃんを連れて、散歩しないほうがいいかもしれない。



 −続く−