片隅の町の幸せ

それは、あなたの小さな幸せ

私は・・・いつまでも囚人

 コンビニなんかで買い物する時、二つあるレジの一つで行列が出来たら、もう一つのレジに店員さんが急きょ入って、
 「次の方、こちらにどうぞ」
 ・・・ってこと、よくありますよね。



 先日、よく利用する生協で同じ状況になったのです。一つのレジが混みはじめたので、隣のレジに店員さんが急いで入り、
 「次の方、こちらに・・・」
 を、やろうとしたら、並んでもいなかった爺さんが、スッとその店員さんのレジに入ろうとしたのだ、その店員さんは、
 「申し訳ありません、向こうの列にお並び下さい」
 と穏やかに言った。爺さんは従ったが、後から苦情をしつこく言いはじめた。店員さんをかなり困らせていたようだ。



 銀行のATMコーナーのように、ベルトで道を作って順番を作れるようにしてないから、爺さんにしたら、空いてるレジに入ったのだろう。店員さんは、客の順番を守ったのだろう。どちらが正しいかといったら、店員さんが正しい。でも爺さんの気持ちは、よく分かるな。



 爺さんは、主婦の方々のように買い物慣れしてなくて、ルールが分からなかったのだろうけど、要するに、自分の行動にいちゃもんをつけられたことが気にくわないのだ。それだけだ。でもその気持ちはよく分かる。穏やかな店員さんの言葉が、爺さんにはいちゃもんであったのである。そしてその不満を、抑えることが出来なかった。



 苦情を言って、爺さんはスッキリしただろうか?しかし店員さんは、爺さんのことを忘れないだろう。明らかに、自分は不手際ではないのだから。明らかな怠慢の接客に文句を言われるのはしょうがないけど。そうではないのだから、爺さんのことを、ずっと忘れないだろう。爺さんのことが心に深く、喰い込んだことだろう。



 「業」・・・ってのは、こうしたことの積み重ねのような気がするのだ。爺さんが今回背負った業は、爺さんの余生には影響ないかもしれないが、可愛い孫に降りかかるかもしれない。そう考えると恐ろしい。恐ろしいし、男が積み重ねてきたプライドなんて、実は小さくて、みっともないことに思う。よく分かるのだけど・・・



 話は変わりますが、私の足の親指の巻き爪は、治りました。爪がついに、喰い込んでいた肉を、突き破ったのです。


参照・だから喰い込む - 片隅の町


 そして、ニッパー爪きりを買ったのです。二千数百円もしたのですよっ(°д°!)

 そして、説明書のように、丁寧に爪を切りました。爪はもう、肉に喰い込むことはないでしょう。


 
 しかし、二千円は高いなあ。もっと友好(有効)的に使いたいよ。
 だから・・・



 そこのお姉さん・・・


あなたのお御足のお爪を、切らせていただけないでょうかっ!?

ぜひにっ!!

バキッ!!( -_-)=○☆)>_<)アウッ!


心の囚人http://www.youtube.com/watch?v=W6QjKT1A2pI&feature=related