お遍路のこと②・・・出会う
『死国』・・・という、ホラー映画をご存知でしょうか?四国を死国に変換したのでしょう。怖い映画を想像しますけど、かなり、純愛な物語です。
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死んだ娘を甦らそうとして、『逆打ち』・・・という禁断を、母親の老婆が繰り返すのです。その逆打ちとは、ちょっと地図を見てください。
一般的には、一番のお寺から、二番、三番・・・八十八番。と回ります。これを、『順打ち』というのです。そうです、逆打ちとは、八十八番から一番に向かって、逆に回ることであります。
死んだ者の年齢の数だけ逆打ちすれば、死者が蘇る。というのが、映画の内容で、そこから当時、変な都市伝説が生まれたりしました。
逆打ちを達成させると、不幸が降りかかる。なんて、テレビで面白おかしくやってたのです。それを信じる人が、いたのですから・・・
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実際には、逆打ちは、順打ちの三倍の功徳があると言われています。やってる人も多くいます。分かりやすく教えられた道でも、逆に辿ろうとすれば難しいものです。迷いやすく苦労も多い。だから、功徳も多い、ということです。
そして、弘法大師・空海は、今も順打ちに、四国を巡っていると、言い伝えられています。つまり逆打ちをすれば、必然的に空海に巡り会うことが出来る。ということなのです。そんな功徳があると言われているのです。
歩きなれた散歩コース、通勤の道。一度逆に辿ってみて下さい。一度も間違えずに、すらすら歩けますか?意外と難しいですよ。見慣れた角も、逆から見れば見逃すものです。でも苦労しながら道を辿り、その角を曲がれば、
スケベが立っていますよ。 スケベに出会えますよ。
バキッ!!( -_-)=○☆)>_<)アウッ!