片隅の町の幸せ

それは、あなたの小さな幸せ

スケベ心

 あなたの最も感動した漫画は、の統計では、あしたのジョー。そして、あなたの最も感動した小説は、の統計で、毎年必ず一位になっていた小説は、


(あくまで昔の話です。今では、村上春樹さんとかになるんでしょうか)


 夏目漱石先生の、こころ・・・でした。



 明治の終わりのお話ですよね。主要登場人物の二人が、自殺しますよね。歴史背景が重要なのかもしれませんが、東北の震災自殺者の方々と比べると、自殺の理由はくだらないですよね。読んだ時、何でこの小説が、最も感動した小説になるのか、理解できませんでした。
 自殺した先生の、残された奥さんが不憫だな・・・不憫すぎるな。そんな感想しかありませんでした。




 日本の自殺者数は、昨年も三万人を超える見込みだそうです。十四年連続三万人。そもそも、二万人とすると、三十年以上も続いている訳です。不景気、教育、雇用、医療費、etc・・・問題は色々あるんでしょうけど。
 「こころ」のような、自殺で締めくくるような小説が毎年一位になるような出版会の風潮が、悪い連鎖を止められないような気がしないでもない。



 

 もしジョーが、この小説を読んだら、どんな感想を抱くのでしょうか?
 「笑われるぜっ!力石やカーロスや、ウルフによおっ!」
 と、叫びでもするのでしょうか?





 国を代表する文豪、夏目漱石。どうやって対抗したらいいのか。
 スケベスケベといい続けたって、相手はお札になるような人ですからね。
 スケベスケベスケベで、
 










スケベの真っ白に燃えつきる姿を見せればいいのだろうか?

 お札もあるぞっ!