並べ替えてみる
私の整体に通ってくれている老婦人のことです。
その方は背は低いが、わりと、お腹が出ている。本人もそれを気にしているようである。膝から下の浮腫み(むくみ)が強い。
その老婦人はこんなことを言うのです。
①「私は時々、鬱(うつ)になる」
②「鬱(うつ)になると、モノが食べれなくなる」
③「食べれなくなると、かかりつけの内科でやる採血の値が良くなる」
④「しばらくすると鬱(うつ)が改善されて、食欲が出て食べれるようになる」
⑤「食べれるようになると、採血の値が悪くなる」
そして・・・
①「またしばらくすると、鬱(うつ)になる」
・・・から、②以下の順を繰り返しているのだそうです。
その老婦人は、①と②が、ご自身にとって「悪い状況」だといっておられるのです。
①→⑤の順で、良い状態になっているというのですね。
でもちょっと待ってくださいよ。
最もいい状態のはずの⑤の段階で、採血の値が悪くなって締めくくられているじゃないですか!
そして、その後に鬱(うつ)になる。
もちろんそんな指摘を、お客様であるその老婦人にはしませんけども。
番号をちょっと入れ替える・・・というか、ずらしてみたらどうか。
老婦人いうところの最もいい状態の、⑤がスタートです。
⑤「食べれるときは、採血の値が悪くなる」
①「すると、鬱(うつ)になってしまう」
②「鬱(うつ)になると、モノが食べれなくなる」
③「食べれなくなると、かかりつけの内科でやる採血の値が良くなる」
④「しばらくすると鬱(うつ)が改善されて、食欲が出て食べれるようになる」
この並び順にすると、老婦人の考えがまったく逆になってしまいます。
老婦人は、食べれないことを凄く悪いことのようにいっていますが、
「食べて」鬱(うつ)になってしまっている状態を、
「食べない」ことで鬱(うつ)から脱出していると、本能的に体がやっているとしたら・・・
そしたら、④の段階で少しの方向転換をすれば、ずっといい状態が続くような気がするのだ。
もちろんこんな指摘はしません。
それに、私の持論が正しいと、私にも分かりませんから。
私がこれは間違いないといえる持論は、
やはり、
最近はちょっと疲れるかな・・・
やかましわっ!!( -_-)=○☆)>_<)アウッ!