片隅の町の幸せ

それは、あなたの小さな幸せ

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

家族写真 作:松井玲奈

こんにちは。 今週のラジオ文芸館は、 松井玲奈作、「家族写真でした」 主人公は、小学6年生・11歳の女の子「アイ」。父親は単身赴任、母親は仕事で夜遅くまで働いている。両親を困らせたくない、でも、まだ甘えたいと揺れ動く気持ち。そんな「アイ」のア…

地味で退屈なあなたが愛おしい

地味で目立たないあなたへ 「ウェ-イ!」 あなたは飲み会が好きですか?もしそうなら、今からのお話しはあなたには関係ない話だと思います。 私は、独りで集団になじめないような人に話しかけたいのです。 目立たず、ひっそりと、独りでいるあなたは、美し…

今日の言葉にありがとう(4/15木)

●はてなブログからのメール。 「1年前のブログ「スケベ復活」などを振り返りませんか?」 ありがとう。 www.katasuminomachi.com ●「BIG ISSUE」路上販売員のメッセージ。 「今の仕事が凄く好きです。一日中立っていて足も痛いし、生活は厳しいですし、数時…

竹を切る 作:伊藤桂一

こんにちは。 今週のラジオ文芸館は、 伊藤桂一作「竹を切る」でした。 備中の小藩で父の手伝いをしている22歳の若者、桑坂伴内は、地元に生える竹を使った「うちわ」づくりに励んでいた。そのうちわは、工芸品と言ってもいいほど精緻なもので、収入は懇意…

姥捨(うばすて) 作:太宰治

こんにちは。 今週のラジオ文芸館は、 太宰治作、「姥捨(うばすて)」でした。 不倫した妻「かず枝」と、妻をそのような行為にまで追いやるほど日常の生活を荒廃させてしまった夫「嘉七」は、お互い身の結末を死ぬことによってつけようと、かつて2人でひと…

今日の言葉にありがとう(4/3土)

●お客様 久しぶりに来た。ニット帽の下は、髪の毛がなかった。どうも、抗がん剤治療をしている(した?)ようだ。詳しくは聞かなかったが。 「こんなご時世だから、仙人のような暮らしをしてます。どこにもいかずに」 ありがとう。

さるの湯 作・高橋克彦

こんにちは、今週のラジオ文芸館は、高橋克彦作「さるの湯」でした。 なにげなくふるさとの海沿いの被災地を訪れた主人公。彼が撮った写真には、震災で亡くなった人たちが写りこんでいた。生き残った人たちにとって大切な人たちが、そこにいた。しかしなぜ自…