片隅の町の幸せ

それは、あなたの小さな幸せ

続、乙武さん

 私はどうやら、乙武さんの生まれながらの障害に脅威を抱いていたんじゃなくて、乙武さんの本質に、近寄りがたいオーラを感じていたようだ。

 心、肉体、そして本質・・・

 きっと、乙武さんに会う事があれば、彼は私の為に、大きなオーラを控えめにしてくれ、私に近づいて、さらっと、こう言うんじゃないか、

 「・・・さん、いいですねえ、その体」



 あんたより、恵まれてない人が、なんぼでもおるんやでぇ・・・

 子供の頃に浴びせられた、この呪印は、もう捨てる。