片隅の町の幸せ

それは、あなたの小さな幸せ

配達員も濡れる片隅の街角2・・・折れた翼

 今、凄い雨です。
 昨日は、今ほどではなかったんですが、やはり雨の新聞配達でした。
 私は雨に打たれながら、あの家の前に差し掛かったのです↓↓(5/24の記事)。
http://d.hatena.ne.jp/thtitdte-gmail-com/20110524/1306210985
 そしたら玄関が開きました。あっ、おばあちゃんか!?新聞のバトンで心通じあった、あのお婆ちゃんか・・・そう思って開く玄関を凝視したのです。出て来たのは・・・


 ・・・杖をついたお爺ちゃんでした。ヨロヨロと、私に向かってきます。そして、垣根越しに手を差し出すのです。私は新聞を素早く取りましたが、その新聞はN新聞で間違っていた(ホントはM新聞。2種類配っています)。あわてて取り直して、お爺ちゃんの皺だらけの手の平に手渡そうとするも、スカッ・・・とかすめてしまう始末。
 去って行く私を見送りもせず、お爺ちゃんはさっさと家の中に入っていきました。心のバトンは、パスできない・・・やっぱり、あのお婆ちゃんじゃないと・・・

 バイクは時として、乗り手に翼があるように錯覚させる。でもその時の私は、まるで、横なぐりの雨に打たれる・・・翼の折れたスケベ・・・

 しかもその後、ワンちゃんにめっちゃ咆えられました(_ _)