片隅の町の幸せ

それは、あなたの小さな幸せ

青春の言葉

 昨日、新聞店でのことだ。チャラ男配達員が何かの用事で来ていたのだけれど、事務の女の子と話をしていた。
 この事務の女の子というのは、まだ十代で、髪は茶髪で、チャラ男と同じく、ジーパンを腰履きしている。
 そしてどーも・・・チャラ男のことが好きらしい・・・との噂がある。そう言われれば、そうなのか・・・。その女の子はたまに休むのだけど、チャラ男がよその店舗に異動するまでは、真面目に出て来ていたからな・・・
 チャラ男は、ヤマハ・ギアの座席に。その女の子はホンダ・スーパーカブの座席に腰かけ、向かい合って話をしていた。とりとめない言葉の受け答えが、楽しそうだった。
 ヤマハ・ギア

 同じく新聞店で、六十代の爺さん配達員が、復興大臣辞任の記事を見ながら、「言葉ってのは、難しいなあ・・・」と、呟いていた。
 元復興大臣と宮城県知事は、豪華なソファに沈み込んで向き合っていたけど・・・このへんを変えたらどうかしらん(・・?)。柔らかなソファに深々と背をあずけたら、私でも偉くなった気がするだろう。江戸幕府のうえ様のような言葉が、口から出てしまうだろう。
 ホンダ・スーパーカブ

 チャラ男と事務の女の子のごとく、ヤマハ・ギアとホンダ・スーパーカブに座って向き合うってのはどうかしらん?互いに初恋の青春の頃を思い返しながら、相手を気遣う言葉が出るかもしれない。
 それでうまくいったら、チャラ男・・・お前は日本を救うことになるかも知れんぞ・・・