日本人地図
東京
夏の恒例だと思うんですが、先週末テレビで、 『恐怖映像40』 なる二時間番組の最初の三十分くらいを観ました。深夜の配達があるから、私は七時半には寝るので、三十分なのですが・・・。
基本的に、ホラー映画と同じ構図だ。それを、実際に映った・・・をうたってるんだけど、全部ウソだ。幽霊は実在するが、あの番組は全部ウソだ。
平々凡々な時代だったら・・・別にあのテの番組はやってもいいんだ。面白いから。でも今年、何万人の日本人が既に、霊魂になったと思ってるんだろう。思ってないのかな、東京は。
あの番組を作ったテレビ局がある東京は、ど田舎だ。センスのない街だ。百年後も首都である保障はない。
京都
夏の恒例の 『大文字』 送り火 ・・・。岩手県陸前高田市の被災地の松の木を、想いを書いた護摩木として京都に送り、大文字の一部として燃やす予定だったのが、中止になるそうです。陸前高田市の松の木に、放射性物質が含まれていたらどうするんだ・・・と抗議があったそうだ。その後、検査でパスしている。問題ないのに・・・中止になるそうだ。
京都・畿内は千数百年、日本の首都だった。都会だった。でも思い上がりの街に成り果てたんだ。私もその一人だ・・・
宮城
昨夜、NHKラジオで、 『とむらい人の地図』 という番組を聴いたんです。壊滅した名取市、閑上(ゆりあげ)地区の、生き残った自治会長さんが、地図を作っているんです。地区の住民の半分一割以上が亡くなった・・・その亡くなった人たちが、どんな風にどの場所で被害にあったのか、一人ひとり、調べて、地図に黄色く記していく。気の遠くなる作業。出来てくる地図は、自治会長の想いを超えて、防災の大きなヒントなっているそうです。
自治会長さんは 「どん底」 だ・・・と言っています。
でも、東京と関西は相変わらず、欲望のどん底で「ドロドロ」です。
私もその一人です。
日本人は深い森から生まれてきた気がする。日本にある最大の深い森は、東北。心の汚れた日本人は、心のふるさとを求める。
将来、日本の中心は、東京でも関西でもない気がする。