片隅の町の幸せ

それは、あなたの小さな幸せ

寝台車

 おはようございます。
 今朝の、NHKラジオ文芸館は、
 宮本輝さん作、 『寝台車』 ・・・でした。




 大阪の機械メーカーに勤める主人公が、商談の為に東京に行くのですが、色々な偶然が重なって、状況の手段が、寝台列車「銀河」となります。
 その寝台車の中のベッドで揺られながら、主人公は、過去と現在のことを、ぐるぐると回想するのです。
 元々は機械屋で、営業は畑違いだったこと。性格が真反対の上司。幼少の頃の友達。そして、寝台車内で隣り合わせた老人。





 今現在、運行している寝台列車って、どれ程あるんでしょうかね(・・?)
 よくニュースで、「これで〇〇の最後の運行となります・・・」とかで、終了する寝台列車にカメラを抱えて、マニアの方々がホームに群がってたりするのを、見ましたけども。
 もう、一線もないのでしょうか?私、詳しくなくて。




 私がよく利用したのは(今でもする)、夜行バスですね。
 大阪 ←→ 東京間の、 『ドリーム大阪号』 。今でもやってるはず。
 私は、別に乗る訳でもないのに、長距離バスのターミナルに行って、ぼおっ・・・とする時があります。
 阪急大阪梅田駅の、茶屋町出口を降りたら、タクシーと大型バスとが並んでいて、排気ガスの匂いが漂っている。その向こうに、旅なのか仕事なのか、大きな荷物や紙袋を抱えた人々が、バスの前に並んだり、待合の席で座っている。
 みんな、長距離の座席に埋まって、その長い時間を埋め合わせる為に回想する、自分史を持っている筈だ。
 当たり前のことだけど、不思議だね。




 でも、こんな移動手段は、ほんとに、自分を振り返るには、いいかもしれない。止まってるようで、停まってないからな。バスか列車が、進んでくれているからな。
 みなさんは、どう思いますか?
 いいと思うなら・・・









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