片隅の町の幸せ

それは、あなたの小さな幸せ

点滅

 ちょっと前、かなりショックな新聞記事を見ました。もうみなさんもご存知でしょうけど、年金の支給年齢、70歳になる事を検討・・・の記事です。
 ちなみに私は、真面目に毎月、厚生年金・国民年金を払ってきております。そんな私を、馬鹿だという知り合いもいます。
 「そんなん払ったって、将来、貰えるかどうか分からんぞ」
 というわけです。
 私は日本を信用しております。日本国家は、そんなに弱い国ではないと思っております。
 ショックだというのは、私を馬鹿にした知り合いの、ほれ見たことか・・・という薄ら笑いが、浮かんできたからです。






 そして、その新聞記事を見たとき、以前このブログにも書いたことがある、一人の男を思い出しました。


参照・常識人をめざして・・・ - 片隅の町 (できれば読んでください(^^;))


 職場でのある日の昼休み、私とその男は、休憩室で寝そべっておったのです。ちょうどその男の真上の蛍光灯が、寿命に近づいていたのでしょう、チカチカと点滅している。その点滅を見ながら、男が、自嘲気味にポツリと言うのです。
 「僕の人生は、この点滅する蛍光灯のようなものです」
 どういう意味で言ってるのか、問いただしませんでしたが、もちろん、発展的な考えではないでしょう。
 40歳のその男は、こんなことも、よく言っていました。
 「僕は早く、65歳になりたいんです。僕は20歳からすぐに、60歳になりたいと思ってたんです」
 その男は、厚生年金を天引きされてるし、生命保険の高額の年金も積み立てたりしている。
 



 年金支給70歳の記事を、その男は見ただろうか?望んでいる年齢が5年延びるかもしれないのだ、さぞや、呆然としているだろう。
 暗い男だった。でも、義務を果たしている。年金を払わずに、人生を謳歌しているように振舞う人たちより、その男のほうが・・・
 ・・・国家にとっては、便利な人間なのだろうか?
 日本という国は、その男のような人間に、この国の人間であって良かったと、思わせる国であって欲しい。あんな暗い男が70歳になった時、こうこうと輝く蛍光灯を、自分自身だと思わせるような国家であって欲しい。



 そして私は、強く強く、こう思っている・・・











70歳になってもスケベであり続けるっ!
 年下のお姉さん待っとれよ〜〜っ!


バキッ!!( -_-)=○☆)>_<)アウッ!