モノグラム(麦藁帽子)
おはようございます。
今朝の、NHKラジオ文芸館は、
江戸川乱歩先生作、『モノグラム』・・・でした。
・・・でしたが。
なんと私・・・
聴きながら布団の中で寝てしまいましたーっ!!乱歩先生ごめーんっ!!
そこで今日は、別な作品について書きたいと思います。ラジオ文芸館を聴きはじめて十年以上、その中で最も感銘を受けた作品、それは・・・
『麦藁帽子』・・・という作品です。あえて作者名は伏せておきます。
ある初老の夫婦のお話です。一人息子がいて結婚もしていたのですが、無念にも早世してしまうのです。子供を授かっていないお嫁さんは、籍を抜いて家を出て行きます。取り残された呆然の老夫婦。墓参りが生き甲斐のようになってしまった残りの人生。
そんな時、噂を耳にするのです。息子には生前、愛人がいた。しかもその愛人との間に、子供を作っていた。
この世に、たった一つ小さく、でも確実に血のつながった、息子の忘れ形見が、自分達の孫がいるかもしれない。老夫婦は・・・
小説の醍醐味のようなものを、この作品から教わりました。小説とは、読む人に難解だと、うならせ迷わせるのではなく、とことん引きずり込んで、最後に、沼の水面から顔を出さして明るい青空を仰ぎ見させるようなものでなくてはならないと、教えられました。
・・・でしょっ、乱歩先生、(^- °*)うふっ♪
笑って誤魔化すなっ!!( -_-)=○☆)>_<)アウッ!