片隅の町の幸せ

それは、あなたの小さな幸せ

真っ赤なマニキュア

 昨日、床屋に行ってきました。
 例の、あの可愛らしい、アルバイトの女の子は、まだ頑張って勤めているようであります。


参照・ビューティフル床屋 - 片隅の町


 いつものごとく、オッサンの従業員に、ごつい手でカットをしてもらいます。常連客である私の性格を知ってでしょう、オッサンは話しかけてくることもないので、体の力を抜ききっておりました。
 さあ、この後の顔そりとシャンプーは、いつものごとく、後ろに控えているオバサンがやってくれるんだろう・・・と、体の力を抜ききっておりました・・・ら、ら・・・

 
 「交代しますね」


 ・・・と、オッサンと入れ替わったのは、女の子アルバイトではありませぬかーっ!


心の準備できてないやろお━━━━━━(|||゚Д゚)━━━━━━っ!!!!!!  


 い、いつの間にそんな仕事をやるようになったのでしょうっ!?床掃きとか精算とかタオルを畳むとかしかやってなかったというのに。それに、床屋の顔そりとは、鼻毛処理も含まれているのであります。後ろに控えてるオバサンならまだしも、この女の子にそんなことさせて、


いいのかあ━━━━━━(|||゚Д゚)━━━━━━っ!?!?!?





 緊張で体がコチコチになった私の顔を、女の子は意外にも、スムーズに剃刀を滑らせます。おっ、上手いなっ。と思いつつも、何か話しかけたほうがいいのかしらん?そもそも、呼吸していいのかしらん?
 後ろに控えてるおばさんにやってもらってる時には、思いもしないことを考えている時に、視野にさらっと入ってきたのが、


 女の子の綺麗な細い指と、真っ赤なマニキュアの爪でした。







 この女の子は、おそらく女子高生ではなく、専門学生ではないか。そして、将来、理容・美容界で働くとしたら、マニキュアは塗れても、今は綺麗なこの手も荒れてしまうのだろう。そういう仕事だろう・・・
 ・・・と、感慨にふけってしまいました。



 将来、自分の店でも持ちたいと、夢見てるのだろうか?
 それなら、行ってあげようかな。
 そして・・・
 ・・・その時は・・・











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