大いなる河③・・・大一大万大吉
大河ドラマ、『平清盛』。初回視聴率、ワースト三位、だそうです。そして、清盛の地元、兵庫県知事が、画面が汚い、神戸のイメージに悪いと、苦情をいう始末。前途多難ですね(^^;)
さて、この人物は実は、漫画・『花の慶次』に登場する、石田三成公です。なんとなく、良いイメージではないですね。他にも、光成公を、天下を奪おうと企む悪者にしている小説などが、多いのではないでしょうか?
しかし最近では、歴女が選ぶ人気武将トップ10なんかで、三成公は上位に入ったりします。なぜなんでしょう?なぜ、歴女たちの心をつかむのか?
私はこう思います。
石田三成公は、
スケベ武将だからですっ!!
バキッ!!( -_-)=○☆)>_<)アウッ!
・・・・・・失礼しましたm(_ _)m。
関が原の合戦のとき、三成公はこの旗印を掲げました。「大一大万大吉」・・・大とは天下を意味し、天下のもとで一人が万民のために、万民が一人のために・・・という世の中になればすべての人が吉(幸福)となり、太平の世が訪れる。こういう意味だそうです。
合戦で敗れた三成公は、逃亡し、彼を慕う民衆にかくまわれます。発覚すれば、民たちも村ごと命がないのに、です。これだけで、三成公が自国で、善政をしいていたことが分かります。
天下のもとで・・・
はたして、末期の豊臣家の存在が、天下にとって善か悪かは定かではないですが、とにかく、豊臣の天下を奪おうとしたのは間違いなく、徳川家康なのです。秀吉亡きあと、破廉恥で横暴きわまる家康に対して、その力に対して、諸国大名は何もいえないでいました。それどころか、みなが家康になびいていく。
その中で、たった一人、小大名にすぎない石田三成公だけが、巨大な家康に立ち向かったのです。その三成公が、民に慕われる三成公が、上の漫画のイメージにかなうでしょうか?
三成公の敗北、そして家康の天下は、日本史を現在からみれば当然で、善なのかもしれません。ですが、あの司馬遼太郎先生は、こんなことを書いています。
「秀吉が死んで、そのまま何の抵抗もなく家康の天下になっていれば、日本は権力がはびこる暗く、陰湿な国になっていたのではないか。その意味で、三成は負けたが、三成は成功したのだ」
歴女たちが三成公に惹かれる理由が、分かる気がしませんか?
ところで私は、大河ドラマが面白くなる理由として、主人公にぴったりな俳優がいる、といいました。
では、石田三成公にぴったりな俳優とは、誰なのでしょう?はっきりいいます。あの人しかいません。そしてその人は、芸能界を代表するスターでもあるのです。
・・・そのスターとは・・・