大いなる河⑤・・・鼻
石田三成公は、イヤなやつ。そんなイメージがあると、私はいいました。もう少し丁寧にいうと、三成公は人間的に未熟だったのではないか?そんな風に思っています。
天下統一後の豊臣家家臣の中で、その役職上、三成公は嫌われ役の位置であったことはたしかでしょう。加藤清正や福島正則ら三成公を恨む武将は実際に、三成公襲撃暗殺を企てたりしています。
なぜここまで人に恨まれるのか?
逆もある。大谷吉継などは、命を捨てて三成公に味方しているのです。大谷吉継は秀吉にとても可愛がられていた武将。秀吉に、「百万の兵を指揮させてみたい」といわしめた逸材です。物事を大局的・先見的に見れる武将のようで、秀吉亡き後は家康の天下になると知りつつも、親友三成公のために奮戦。戦場で散ります。
この両極端はなんでしょう?
木村拓哉さんが意外だとのコメントがありました。大スター木村拓哉さんが家康に敗れた石田三成公とは、興行的にもうまくないのかもしれませんね。
なぜ、三成公役がキムタクなのか?私はキムタク主演のドラマを観ていて、キムタクが三成公に重なる瞬間がよくあります。それは・・・
・・・キムタクの鼻です。
キムタクの鼻って真っ直ぐで、いかにも意思が強そうですよね。そしてキムタクはその鼻でよく、
「ふん・・・」と笑いませんか?
「何いってんだよ、ふん・・・」こんな感じで。
あの笑い方って、どうですか?自分がやられたら、どう思います?
カチン、ときませんか?
私は、石田三成公も通った鼻筋をしていたような気がする。そしてよく、「ふん・・・」と鼻で笑っていたような気がするのです。
加藤清正や福島正則ら、気性の荒く懐の小さい武将には、小ばかにされたようで耐えがたいでしょう。
大谷吉継や島左近ら、包容力がある武将には、可愛らしくうつったのかもしれません。
鼻で笑う。人間的未熟さの行為そのもの。能力の優秀さは別にして、石田三成公はそんな人物で、キムタクはそんな人物の役がぴったり。
ジャニーさんが認めませんかね?
でも最近のキムタク主演ドラマ、低迷じゃないですか?それはやはり、キムタクが役と一致していないからだ。
ジャニーさん、そう思いませんか?
つづく。