川②
メジャーリーガー・イチロー選手がまだオリックスに在籍して毎年首位打者を獲っていた頃、こんな発言をしたそうです。
「調子が悪くても、結果が出てしまう」
天才とひとことで片付けられないことは、誰でも承知でしょう。イチロー選手の練習量を見て、とても真似できないというプロ選手が、多くいるそうです。
それでもやっぱり、天才に違いない。
「作詞なんか、簡単だよ」
秋元康氏は、とんねるずにこう言ったそうです。
もちろん、世に発表している以外に、膨大な量の歌詞を書き連ねては破棄しているに違いありません。
しかしやっぱり、秋元氏は文字の天才なんでしょう。
大学時代からバイトとして放送作家の仕事をして、相当な収入があったそうです。
おニャン子クラブが一大ブームを巻き起こし、私も秋元康という人物を知ることになりました。私が中学生のときです。
ブームの炎はやがて鎮火するもの。おニャン子もしかりです。
現在のAKB48も、数年後には消滅しているに違いありません。
しかし、決して消えない名曲という火を、秋元氏は残してきました。
「1986年のマリリン」
「なんてったってアイドル」
「川の流れのように」
「クリスマスキャロルの頃には」
あの長渕剛のアニキにも、名曲の歌詞を提供しています。
「グッドバイ青春」 「孤独なハート」
秋元氏の手法を悪く言う人も多いでしょう。
私も、歌と商業のことは良く分かりません。というか、そのことを突き詰めていこうとはしていません。
私が、秋元康氏をスケベ界の先生、師匠クラスの人物だと言うのには、まったく別な理由があるのです。
その理由を述べる前に、この方々たちを紹介しましょう・・・