幸せについて・第一回
だいぶん前に、ワンちゃんのことについて、書いたことがあります。
参照・犬の気持ち - 片隅の町
今も、気になってるワンちゃんがいまして・・・新聞を配達するお宅にいる、まだ子犬なんですが・・・犬の種類は分かりません。でも雑種ではありません。
ずっと、スティック状のフードをあげてたんですよ、配達のたびに。というのも、私の前の担当の配達員が、無類の犬好きで、そのワンちゃんに食べ物を与えていた。そして、担当が私に代わっても、その家に行くたびに 「ワンッワンッ」 吠えてくる。食べ物をくれっていってるのです。ということで、あげてたのですが・・・
それはもう、吠えまくる。そのお宅までまだだいぶん先なのに、バイクのエンジン音が聞こえただけで、吠えている。
そして、夏がきて、暑くなってきて・・・ちょっと心配になった。
私が与えるフードで、食あたりでもされたら困る・・・と。それで、あげるのを中止にしたのです。それでもワンちゃんは吠えていた。でも心配だから、あげない。吠える・・・あげない・・・少し吠える・・・あげない・・・だんだん・・・吠えなくなってきた・・・吠えない・・・吠えない・・・吠えないで、じっと、つぶらな瞳で、私を見るようになった・・・
なんとなく可愛そうになってきて、せめて撫でてあげようと、門扉越しに手を伸ばしたら、口を開けてその手に飛びついてくる。ちょっとびっくりするけど、頭や顎をなでてあげる。気持ちよさげにしている・・・そう思っていた・・・
・・・口を開けずに、飛びついてくるようになった・・・撫でてあげる・・・飛びついてこなくなった・・・撫でれなくなった・・・
口を開いて飛びついてきたのは、私の手に食べ物があると思っていたんだっ(゜д゜!)。別に、撫でられるのは、気持ち良くなかったんだ(゜д゜;)。どうでもよかったんだ(゜д゜?)・・・
最近ではそのワンちゃんは、ガレージの奥に引っ込んで、近寄って来さえしません。