片隅の町の幸せ

それは、あなたの小さな幸せ

なんでも破壊する

ためらいを、破壊された時

 

子犬というのは、何でも噛んで食いちぎって破壊します。

たとえそれが、自分を殺すことになるであろう毒だとしても・・・躊躇いなく、ガブっといきます。

私は、家族の遺品を整理するのをためらっていて、家の中を片付けたくても片付かない状態でした。

その躊躇いの物々を躊躇なく破壊していく、子犬・・・

その光景を見た時、私の中で何かが変わったのは事実です。

 

『・・・もう、どうでもいいじゃないか、こんなものは・・・』

 

椅子を破壊するRくん

 

それから私は、遺品という遺品をどんどん捨てていきました。