越年
おはようございます。
今朝のラジオ文芸館は、
岡本かの子さん作、 『越年』 ・・・でした。
年末、ボーナスをもらったカナエは、その会社の帰り、堂島という男性社員にいきなり、平手打ちの暴力を受けるのです。逃げるようにして去った、堂島。しかも翌日、堂島は会社を辞めていました。
納得のいかないカナエは、二人の同僚(アキコ、イソコ)にあおられたりして余計腹立たしくなり、堂島の行方を追います。
- 作者: 岡本かの子
- 出版社/メーカー: 日本図書センター
- 発売日: 2001/02
- メディア: 単行本
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昭和初期の作品だそうです。この頃の会社のイメージって、部署内は男性社員たちがくゆらすタバコの煙でもうもうとして、数少ない女性社員は、隅で小さくなっていて、時々、「おいっ、〇〇君っ、お茶っ!」とかエラソーに言われてるような・・・
ですが、この作品を聴くと、当時も男、女としての、関係は、現代とあまり変わらないように感じました。
そもそも、社会での男と女の問題をえぐるような話ではないので、実際は女性は苦労したのでしょうけども(_ _)。どうなんでしょう?
パボ
このお話はそうですね、カナエ、アキコ、イソコの三人は、パボの三人(里田まい、スザンヌ、ユッキーナ)を想像してしまうような、そんなお話でした。
昭和初期にこのような作品を書いた、岡本かの子さんとは、なんと、
岡本太郎さんのお母上なんですねっ!
・・・太郎さん・・・