イラクサの庭
おはようございます。
今朝のラジオ文芸館は、
堀江敏幸さん作、『イラクサの庭』・・・でした。
雪沼という、山間の村に、オルチという変わった名前の女性が東京から移り住んできます。その女性はその村で、料理店謙料理教室を開くのです。そのお店の名前が、『イラクサの庭』です。オルチとは、フランス語の発音では、イラクサのことです。店名の由来です。
やがて女性は周囲から、オルチ先生と呼ばれます。
店の裏庭にもイラクサは生えていて、オルチ先生はイラクサのスープを作って、料理教室の教え子に振舞います。教え子の一人、ヨネヤマさんは、そのスープがちょっと苦手でした。
イラクサのポタージュ
雪沼に移り住んで三十年、オルチ先生は臨終の間際、教え子のヨネヤマさんに何かを語りかけようとします、
「・・・こ・・・り・・・じゃ・・・」
オルチ先生は何を言い残そうとしたのか?ヨネヤマさんは考えます。先生の書斎のフランス文学。先生が隠し味によく用いていた材料。そして、たった一度だけ、先生が涙をみせた時のこと。ヨネヤマさんは、そうに違いないという答えに、行き着くのです。
それは・・・
- 作者: 堀江敏幸
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ヨネヤマさんの名前、間違ってるかもしれません(^_^;)。
それは置いといて、
会いたいと思う人には、必ず会えるのかもしれません。
あの世を信じているならね(-_-;)